ほめて伸びるタイプです。

ちらりとみたテレビで、障害児のお母さんが学校から表彰されていた。その場面だけ見ただけなんだけど、泣けた。やっぱり自分のしたことを認めてもらえるってこの上ない喜びだよね。
ほめられてすごくうれしかったこと、いまでもよく覚えてるのは、長女がまだやっとベビーカーでおでかけできるくらいになって(1ヶ月とかそんなもんだと思う)、スーパーに買い物行って。裏に公園があるスーパー。そこでひとりの女の人に声をかけられた。
毎週月曜に、同じくらいの赤ちゃんのいるママが集まってお話したり、遊んだりしてるんですよ。そういうサークルをやってます、よかったらどうですか?と。
自分の母親くらいの年の女のひと。私はそういうの苦手だから、適当に返事したんだけど、その人が、長女と私を見て言ったのね。

大丈夫、二人ともいいお顔してるから。上手に子育てされてるのね、よかったね。お母さんがんばってるのお顔みたらわかるわよ。この子すごく穏やかでいい子だから。


私は友達の間で結婚も出産も早めだったから経験のある友達がいなくて、また出産本とかを読むのが大好きだったから、すごい頭でっかちだったと思う。そのぶんいいとこもあって、出産はとにかく痛い、育児はとにかくつらい、って必要以上に思い込んでた。だから、ある程度のことがあっても、いや、もっとすごいはず、大変なはずってずっと思ってたんだよね。常にネガティブというか、自分を追い込んでた。安心しちゃいけないって。今思えば出産はそりゃ痛いし細切れ睡眠も、夜中の抱っこも授乳も辛かったのは間違いじゃないんだけどさ。

ま、とにかく自分のやってることは正しいのか?ってずっと思ってた。こんなのみんな思うことなんだろうけど、そのときは必死で、この子を育てられるのは私だけなんだから!ってテンぱってたなー。だから、そのしらない女のひとに、ほめられたのはすごくうれしかった。間違ってなかったんだ、わかってもらえたんだって。みんなに言ってるのかもしれないけど、それでいいんだよ、人は誰でもほめられたいし、認められたいんだなあってホント思ったなあ。あのお母さんは本当にうれしかっただろうなあと思ってまた泣けた。どうだい、私だってたまにはお母さんらしき感想をもつんだぜ。